矯正治療において、歯と顎の骨の位置関係や大きさは非常に重要ファクターです。
従来のレントゲンでは2次元の平面でしか見ることが出来ず重なった画像で、大きさや位置関係が曖昧な画像でしたが、歯科用CTの三次元画像によって、診断する医師・歯科医師はもちろん、説明を受ける患者さんにとってもわかりやすくなる画像であると言えます。
さらに当院が導入したこのCTは被曝量が少ないというのも特徴のひとつです。
当医院に導入されています朝日レントゲン社製の3D(3次元)X線CT装置アルファードは、コーンビーム方式の撮影技術を導入していますので撮影時間が短い(17秒)ため被爆線量が医科用のCTに比べX線照射量は1/8~1/50と大幅に軽減でき大量の情報が得られます。(被爆量は歯科用パノラマレントゲン4枚分以下です)申し込む
歯科用CTとは、今までのレントゲンとは全く違う3D(3次元)での診断が可能な装置です。一般的にX線画像とは立体物を2次元の平面フィルムに焼き付けるため、前後左右の像が重なってしまい後ろになった歯や腫瘍は見えなくなり判断・診断ができない状態になります。 これを特殊な方法で画像を立体に見えるように構築するのです。これにより、従来のレントゲンは術者の経験に基づいた診断しか出来なかったことが、CT画像から得られた情報は想像ではなく実像として診断出来るので歯の位置関係や実際の大きさも計測できるのです。
歯科用CTにより、患者様の個々の歯の重なり状態、埋伏歯(埋まっている歯)の状態、歯槽骨(歯を支えている骨)や根管治療歯の根尖の状態(神経を取った歯の根っこの病気の状態)や親知らずなど、あらゆる方向から立体的に確認することができるため、より正確に診断することが可能になりました。
このCTを使うことで、より安全・正確に把握し、矯正治療を実施することができ、患者様にもより納得をしていただけるようになりました。また、こちらの歯科用CTは新しい装置であることと費用の問題もあって導入している医院も少ないため、より安全で安心できる矯正治療をご希望の患者様は、ぜひ当院にて状況だけでもご確認頂ければと思います。
過度の叢生のある患者様など抜歯せずに歯を並べることは可能なのです。しかし、口元が飛び出て口をとがらした状態になり、正常に口を閉じにくくなることがあるのです。その場合、小臼歯などを抜歯し正常な口元に改善するのです。詳しくはこちら
成長期は、矯正治療においてはすごくメリットがある時期なのです。詳しくはこちら↓