1982年4月より特定の先天性疾患に対する歯列矯正治療において健康保険の適用が始まりました。特に唇顎口蓋列は有名で、先天性異常の一つであり、軟口蓋あるいは硬口蓋またはその両方が閉鎖しない状態の口蓋裂と、口唇の一部に裂け目が現れる状態の口唇裂(唇裂)の総称。症状によって口唇裂、兎唇(上唇裂)、口蓋裂などと呼ぶ。「みつ口」と俗称される。
2014年現在、一般的な矯正歯科治療は自費治療となっておりますが、多くの先天的な疾患が、保険による矯正治療が適用となっています。下記疾患を参照ください。
• 1.顎骨の外科的手術が必要な顎変形症を伴う噛み合わせの異常
• 2.口唇裂・口蓋裂(こうしんれつ・こうがいれつ)
• 3.ゴールデンハー(Goldenhar)症候群(鰓弓異常症を含む)
• 4.鎖骨・頭蓋骨異形成
• 5.クルーゾン(Crouzon)症候群
• 6.トリチャーコリンズ(Treacher-Collins)症候群
• 7.ピエールロバン(PierreRobin)症候群
• 8.ダウン(Down)症候群
• 9.ラッセルシルバー(Russell-Silver)症候群
• 10.ターナー(Turner)症候群
• 11.ベックウィズ・ヴィードマン(Beckwith-Wiedemann)症候群
• 12.尖頭合指症
• 13.ロンベルグ(Romberg)症候群
• 14.先天性ミオパチー
• 15.顔面半側肥大症
• 16.エリス・ヴァン・クレベルド(Ellis-vanCreveld)症候群
• 17.軟骨形成不全症
• 18.外胚葉異形成症
• 19.神経線維腫症
• 20.基底細胞母斑症候群
• 21.ヌーナン(Noonan)症候群
• 22.マルファン(Marfan)症候群
• 23.プラダーウィリー(Prader-Willi)症候群
• 24.顔面裂
2004年より追加された9種類の先天性症候群(矯正治療における保険治療が可能になった)
• 25.筋ジストロフィー
• 26.大理石骨病
• 27.色素失調症
• 28.口顔指症候群
• 29.メービウス症候群
• 30.カブキ症候群
• 31.クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群
• 32.ウィリアムズ症候群
• 33.ビンダー症候群
• 34.スティックラー症候群
2012年より追加された9種類の先天性症候群(矯正治療における保険治療が可能になった)
• 35. 小舌症
• 36. 頭蓋骨癒合症
• 37. 骨形成不全症
• 38. 口笛顔貌症候群
• 39. ルビンスタイン・ティビ症候群
• 40. 染色体欠失症候群
• 41. ラーセン症候群
• 42. 濃化異骨症
• 43. 6歯異常の非症候性部分性無歯症
他にも気になる歯並びはございませんか。
過度の叢生のある患者様など抜歯せずに歯を並べることは可能なのです。しかし、口元が飛び出て口をとがらした状態になり、正常に口を閉じにくくなることがあるのです。その場合、小臼歯などを抜歯し正常な口元に改善するのです。詳しくはこちら
成長期は、矯正治療においてはすごくメリットがある時期なのです。詳しくはこちら↓