2015年衛生士学校歯科矯正学講義5回目

今日の講義は、歯がなぜ動くのか?歯牙移動をテーマとして講義致します。
歯は、押される側に圧迫され歯根膜が薄くなり破骨細胞が活発に反応し骨が吸収されます。また、その逆側で歯根膜が牽引され歯根膜が拡大し造骨細胞が骨の添加を起し歯が動きます。歯を動かす場合どんな力でも良いわけではありません。強すぎる力では、かえって歯の動きが悪く、弱すぎると歯が動きません。引き合う歯の動きを歯にかかる力でコントロールしします。これを差動矯正力といいます。歯を動かすには、それぞれの歯に適した力(optimum forceが必要なのです。矯正治療が難しいのは、この差動矯正力を理解するのに時間、経験が必要になるためです。

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